【楽譜】新美南吉の3つの詩
《混声合唱とピアノのための》
2024年の秋から冬にかけて初演され好評を博した、混声合唱とピアノのための小組曲『新美南吉の3つの詩』。童話「ごんぎつね」の作者として有名な新美南吉(にいみ・なんきち)氏による三篇の詩をもとに、作曲者・加藤洋太が制作した新たな合唱作品です。
人を化かす狐のようにコロコロと表情を変える諧謔性が魅力の第1曲「赤狐」。動植物の視点から眺めた自然界のダイナミズムと美が、躍動感たっぷりに表現される「枇杷の花の祭」(第2曲)。そして、新美南吉の詩の中でも特によく知られている「貝殻」(第3曲)。悲しげでありながらも、どこか温かさや懐かしさを感じさせる繊細な和声が、誰もが心の中に抱いている深く澄んだ感情へと静かに響きわたります……。
演奏会や動画配信での全曲演奏はもちろん、1~2曲だけ抜粋しての演奏もおすすめです。新美南吉氏の心に染み入る美しい詩と合唱とのコラボレーションをお楽しみください。
作品情報
詩:新美南吉
曲:加藤洋太
編 成:混声三部合唱 + ピアノ伴奏
※すべてのパートに divisi(各パート2分割)を含みます。
演奏時間:約8分
<収録曲>
1. 赤狐(あかぎつね)
2. 枇杷の花の祭(びわのはなのまつり)
3. 貝殻(かいがら)
委嘱:混声合唱団 コール・アマフォーク
作曲:2023年11〜12月
初演:2024年11月2日(「赤狐」「貝殻」初演)
森のホール21
2024年12月8日(全曲初演)
常盤平市民センター・ホール
指揮:小濱 明/ピアノ:渡辺明子
表紙デザイン:加藤洋太
楽譜情報
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